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田代眞人先生講演講演まとめ

2004年9月の講演まとめですが、いまだに解決されてない問題が山積みです。

http://www.kousei-kyoukai.com/video_virs.html
新型インフルエンザが発生することにより、
予想される社会混乱として、次のようなことが考えられます
1. 健康被害の増加と医療サービスの低下・破綻
    ①来院・入院患者の急増 → 医療施設、病室、ベッド、医薬品の不足
  ②医療スタッフの罹患による医療サービスの低下
  ③物流体制の破綻による医薬品、医療器材の供給低下
  ④緊急患者搬送体制の低下
  ⑤一般患者への医療サービスの低下
  ⑥外来患者の来院支障、定期透析患者等
  ⑦在宅看護、介護医療サービスの低下
2. 基幹産業従事者の罹患・欠勤による基本的社会機能の低下
    ①交通、流通機関の停滞・破綻
   物流の停滞 → あらゆる産業への影響
   通勤者の出勤が不可能になる
  ②食料供給停滞による食料危機
  ③エネルギー産業の活動低下 → エネルギー危機
3. 健康危機管理が十分に機能しない可能性
    ①緊急ワクチン開発、製造、輸送供給、接種が不可能になる
   第1波の大流行にはワクチンは間に合わない
  ②抗ウイルス薬の輸送供給不足、増産体制の破綻

新型インフルエンザ大流行の対策として
1. 緊急ワクチン開発
2. 抗インフルエンザ薬の備蓄
3. 新型インフルエンザ出現の早期検知
4. 新型インフルエンザ大流行に対する医療体制の構築
5. 国及び地方レベルでの役割分担の明確化、健康危機・社会的危機管理上の対策
6. 社会危機に対するバックアップ、危機管理体制の構築
7. 広域を同時に巻き込むパンデミックでは、WHOおよび国による統一的な指導対応が不可欠である(国家パンデミック委員会の組織)
8. 新型インフルエンザ大流行は、地球レベルの問題であり、国際協力が不可欠。WHOの指針に即応できる体制
9. 自然災害や大事故とは異なり、全世界同時に起こる大流行では、国内外からの支援は期待できない。自国での対策を早急に確率すべき
などが考えられます。

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