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ジャカルタ日本国大使館 お知らせ総09第24号(平成21年5月13日)WHO記者会見

ジャカルタ日本国大使館 お知らせ総09第24号(平成21年5月13日)WHO記者会見
http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
3.WHO記者会見
12日夕(ジュネーブ時間)、WHOの新型インフルエンザに関する記者会見が行われましたので、概要を下記のとおりお伝えします。

(1) 症例数
 本日時点で確認されているのは、30ヶ国、5,251症例。

   
(2) 症状、リスクの高い人
(イ) 症状は、通常のインフルエンザと同様の、喉の痛み、咳、発熱などがみられる軽症のケースから、肺炎を伴い、時に呼吸装置が必要となるような重症のケースもある。

(ロ) 何故メキシコでのみ重症のケースが見られるのかが疑問に思われていたが、情報が集まるにつれ、メキシコと米国とでは、軽症と重症の割合が非常に近いことが判明。

(ハ) メキシコ及び米国でみられる重症のケースは、主に
(i)慢性疾患のある人(糖尿病、呼吸器疾患など)や妊婦(重症例や死亡例あり。)、
(ii)健康な若者や子どもに見られる。健康な若者や子どもが、何故重症になるのかは現時点では分からないが、調査中。

(ニ) (あるメディアのレポートによると、感染者の1000人に14人の割合で死亡するとの報告があったが如何との質問に対し、)
この発表は、WHOと緊密に協力しているグループによるものであり、現時点では最善の結論である。

   
(3) ガイダンスの作成、抗ウィルス薬の使用
(イ) WHOは「臨床管理のためのガイダンス(Initial guidance for clinical management)」を発表する予定。ガイダンスの中では、多くの患者は入院や抗ウィルス薬が必要ないこと、アスピリンの使用をすべきでないこと等が含まれている。

(ロ) (ガイダンスの中で抗ウィルス薬の使用が必ずしも必要ないと述べられるとのことであるが、これまでは過剰に使用されてきたということかとの質問に対し、)
欧州では積極的に使用されているが、米国やメキシコはリスクの高い人の使用分を確保するために出来る限り使用を控えている。

(ハ) 調査中のためはっきりしたことはいえないが、欧州で抗ウィルス薬が積極的に使われていることが、欧州で重症のケースが少ないことと関係がある可能性はある。

(ニ) (WHOとして、早期に積極的にタミフルを使用することを推奨するのか否かとの質問に対し、)
WHOとして強い立場はない。これは各国のパンデミック対応計画の一部をなすものであり、国毎に異なった戦略がある。
WHOとして当該インフルエンザについての対応の経験もない。ただし、入手可能な範囲内で、リスクの高い人々への使用を検討するよう、ガイダンスの中で述べている。
この際にも、各国はそれぞれで優先順位付けをする必要がある。
どのように使用すべきかについて議論はなされているが、情報がほとんどない。従って、各国にはその経験を共有してもらう必要がある。

(ホ) (多くのケースで入院や抗ウィルス薬が必要ないということであれば、ワクチンの製造の緊急性はないということかとの質問に対し、)
米国及びメキシコにおいては、感染が確認されたケースの9~10%が入院が必要なケースである。これは、季節性インフルエンザとは明らかに異なっており、ワクチンの開発は必要である。

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