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「警告!!新型インフル第2波への備え」

一部のみ引用

「警告!!新型インフル第2波への備え」
http://www.mbs.jp/voice/special/200906/17_20957.shtml
新型インフルエンザの感染者が国内で初めて確認されてから1か月がたちました。

マスク姿であふれた関西も落ち着きを取り戻していますが、今年の秋以降、再び流行する可能性も指摘されています。

流行の第2波は、学生など若い世代だけでなく、高齢者が要注意だと専門医は指摘します。

しかし、今、その備えは十分とはいえません。

こうした事態を受け、専門医でつくる日本感染症学会が緊急提言を発表。

全国の医師たちに、過去の新型インフルエンザ流行の実態から学ぶよう呼びかけました。

感染は今後も確実に広がるというのです。


<倉敷中央病院・石田直医師>
「20世紀に人類が経験した新型インフルエンザは、いずれも複数回、流行がみられた。最初の1~2年で国民の25~50%がかかるといわれてまして、数年でほぼ全員がかかるんじゃないかといわれています。言い換えれば、国民の大多数がかかって免疫ができないと、なかなか流行はおさまらない」

4,000万人が死亡した1918年のスペイン風邪に始まり、20世紀、世界は3度の新型インフルエンザを経験しました。

<当時の「ニュース映画」>
「流行性感冒が猛威をふるい、全国で300万人の人々が感染し、500人を突破する死亡者まで出る騒ぎとなったのは、昭和32年11月のことでした」

1957年のアジアかぜでは、流行の始まりからわずか半年で日本国民の56%が感染したという記録もあります。

<当時の「ニュース映画」>
「自衛隊でも集団的に患者が発生。医務室は大入り満員で訓練も休止となってしまいました。動物園でも大事なチンパンジー君にお客さんからかぜをうつされてはたいへんと、さっそく人間並みに手当てをする騒ぎ」

過去の新型インフルエンザの広がり方をみると、ある共通した特徴があります。

<倉敷中央病院・石田直医師>
「今までの新型の歴史を見ると、発現当初はいずれも若い方を中心に被害が広がる。若い人は免疫がほとんどないので、最初にかかりやすい。時間が経過して、若い人に免疫ができて高齢者とかわらないようになると、今度は抵抗力がもともと弱くてリスクのある高齢者を中心に患者が増える」

日本では、気温が低くなるこの秋以降に流行の第2波がくると指摘されています。

そのとき、最も注意しなければならないのは、抵抗力の弱い高齢者なのです。

<森口病院・森口英世医師>
「左の肘のちょっと上ですね」


今、多くの医師が高齢者にすすめているのが、肺炎球菌ワクチンです。

このワクチンは、肺炎球菌という細菌が引き起こす肺炎などの感染症を予防するためのものです。

高齢者や持病のある人がインフルエンザで最も警戒しなければならないのは、肺炎の併発です。

季節性インフルエンザで毎年およそ1万人が死亡するその原因の大部分は、肺炎なのです。

<患者>
「持病があって、高血圧とか糖尿病とか脳出血をおこして退院してまだ1年ぐらい。リスクをちょっとでも少なくしておきたい」

<森口病院・森口英世医師>
「肺炎になる率を半分におさえる。肺炎に入院するお年寄りも多いが入院する率も半分に減る。かなり有効と思われる。値段がちょっと高いのが欠点」

保険が適用されないため、接種費用は6,000円から8,000円程度かかります。

大阪府富田林市は3,000円の公費助成を行っていますが、助成を行う自治体は全国で98か所しかありません。


また、現在の医療制度では、このワクチンは一生に1度しか接種できません。

ただし、その効果は5年から10年続くと言われています。

<倉敷中央病院・石田直医師>
「普通の季節性インフルエンザでも年間1万人が亡くなる。(新型インフルエンザでは)感染者の分母が大きくなるので、多い死亡者というのは考えられる。高齢者の方、重症化するリスクのある方は肺炎球菌ワクチンの接種もぜひ考えてほしい」

今のところ、新型インフルエンザの毒性は強くはありません。

しかし、秋以降に流行の第2波が予想される中、感染しても重症化しないように、抵抗力の弱い人たちを守る対策が必要です。

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